M&Aを行う際にいくつかの手法のうちどの手法を採用する事が、より有利にM&Aの目的を達成することが出来るかを比較し選択する必要があります。その検討するポイントとして『資金・コスト・リスク・時間』などかありますが、以下で各手法毎にそのポイントを列挙致します。
《手法比較表》
| - |
資金負担 |
事務コスト |
買収範囲とリスク |
売り手課税 |
| 株式売買 |
必要 |
比較的簡単・ただしTOBの場合は規制有 |
全部譲渡なので後でリスクが出現する可能性有 |
有 |
| 第三者割当 |
必要 |
有利発行は株主総会特別決議が必要 |
全部譲渡なので後でリスクが出現する可能性有 |
無 |
| 合併 |
不要 |
株主総会特別決議など一連の法定手続きが必要 |
全部譲渡なので後でリスクが出現する可能性有 |
条件次第 |
| 営業譲渡 |
必要 |
個別譲渡のため、取引先契約・許認可・労務関係が全てやり直しになり手間と諸費用がかかる。 |
部分譲渡なので少ない |
有 |
| 株式分割 |
不要 |
株主総会特別決議など一連の法定手続きが必要 |
部分譲渡なので少ない |
条件次第 |
| 株式交換・移転 |
不要 |
株主総会特別決議など一連の法定手続きが必要 |
全部譲渡なので後でリスクが出現する可能性有 |
条件次第 |
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