株式公開入門Naviクローズアップ業務フロー現状調査

現 状 調 査

【Lesson 8】



 現状調査には、面接法・質問法・観察法・資料法などのいくつかの方法があります。この中で公開申請書類であるフロー図の作成に適しているのは面接法です。公開準備は大抵の場合時間的余裕はありませんので、質問法での「質問事項を列挙した用紙を該当部署に渡し記入後返還してもらう」という受身的やり方ではいつになったら終わるかわかりませんし、"質問書の配布"となると現場サイドのイメージも「何だ!偉そうに」とよくは思われない場合もあります。時間短縮・コミュニケーション作り・現場の雰囲気知るためにも面接法がベストでしょう。


《現状調査を面接法で行う場合の前準備》

◇面接者の選定  該当部署の管理者ではなく、実際に業務を行っている担当者に対し行う。管理者では細部まではわからない場合が多いので、実際に業務を行っている担当者がよい。
 面接を数度行うのならば、管理者→担当者の順
◇面接の場所・時間  面接は、担当者が実際に業務を行っている場所で行う。実際に使用している伝票・帳簿が在り現場の雰囲気も掴めますし、面接者は慣れ親しんでいる場所であり話がし易い環境なので。
 面接は実務を行う時間を割いて行いますので、必要以上の負担を強いないように開始時間・面接時間を予め手配しておくことが必要です。
◇資料・質問事項の整理  「業務フローを教えて」と言っても現場ではなかなか理解できませんし要領を得ません。そこでわかる範囲内で予めフロー図を作成して、聞き取りながら違う箇所を修正する方法が手っ取り早いです。また実際に手を動かしフロー図を作成することは、質問事項を絞り込む事にも役立ちます。

 面接終了後は記憶が薄れないうちに出来るだけ早く取りまとめ、問題点・改善点を整理する必要があります。



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