株式公開入門Naviベーシック株式会社とは従業員持株会

従 業 員 持 株 会

【Lesson 5】



《従業員持株会》

 従業員持株会とは、従業員の毎月の給料やボーナスから一定の金額を集め、その資金で自社株を取得し運営することを目的とした組合です。従業員持株会加入は自由であり、天引き金額も通常1,000〜30,000円(1口1,000円単位)程度の間で自由に決められます。東証の調べによれば、上場企業のおよそ95%が従業員持株制度を導入しており、その加入率は約45%です。
 
 ◇従業員持株会のメリット
  
  (会社側)
  ・労使関係の対立を解くことが期待
  ・従業員の自社株取得により安定株主として役割
  ・従業員の帰属意識の強化
  ・人材確保
  (従業員)
  ・株式は通常1単位に満たない金額では取得できないが小額でも取得可能
  ・配当や時価が上がればキャピタルゲインを得る
  ・通常3〜5%程度の奨励金を会社から得られる※奨励金は給与課税
  ・従業員が資本参加することで経営者意識が得られる

 ◇導入方法

1)従業員持株会の理事長、理事、監事、運営担当部署等を任命する
2)従業員持株会の持株比率、設立日程を検討する
3)規約、募集パンフレットの原案を作成する
4)発起人会で従業員持株会締結、設立する
5)奨励金等などの決定、証券会社と事務委任契約を結ぶ
6)会員を募集する
7)従業員持株会名義の口座開設、給与控除の準備をする
8)入会受付を行う
 



《ストックオプション》

 自社株を持つ方法として従業員持株制度の他にストックオプションがあります。メリットとしては従業員持株会同様、人材確保・社員の意識向上などがあります。
 ストックオプションは、自社の株を決められた価格で買える権利を言います。例えば、ストックオプションで自社株を1,000円で買える権利を得ている場合、その後時価が1,200円になり権利を行使したとすれば、200円の利益を得られ、万が一800円になってしまったら行使しなければ損することはありません。 



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